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カタカナの『ソ』と『ン』の違いを説明したら絶賛された話

こんにちは、ちゃぴです。

この記事は、僕が中学二年の時に同級生からカタカナの『ソ』と『ン』の違いが
わからないから教えてくれと頼まれ、説明した時の話です。

 

中学二年のある日

 

その日の天気は忘れた。
なんとなく、晴れていた気がする。

教室の黒板の前で、数人がなんだか盛り上がっている。

何に盛り上がっているのか全く興味が無かったが、
トイレに行くために横切ると声をかけられた。

A太郎『オイ!』

僕『何?』

A太郎『カタカナのソとンの違いがわからないから教えてくれ』

僕『・・・?』

黒板を見ると『ソ』と『ン』がいくつも書かれている。

おそらくは何が『ソ』で、何が『ン』なのか議論していたのだろう。

信じ難い事だ。
カタカナは小学一年生で習うはずではないか?

一瞬、からかっているのかとも思ったが、
質問をしているA太郎の顔を見ると、少し赤らんでおり恥を感じているようだ。

理解していないのは事実だろう。
その事に恥ずかしさを感じているが、
それに負けず、助を求めて理解しようとしている。

真意を確認する為に、こちらから質問をする。

僕『カタカナのソとン。
文字としての違いを理解したいってこと?』

A太郎『そうそう』

A太郎はドラえもんで言うならばジャイアンのポジションに近い。

体が大きくパワー感に溢れるが、頭脳はではない。

ただ、なかなかいいヤツで皆から怖れられる存在ではない。

周囲の人間はニヤニヤしている。
完全にバカにされている。

そんな中、理解しようと僕に教えてくれと頼んできた。
僕はエライな、と感じた。
冷やかし無しで向き合う事にした。

僕『ソとンの違いね。確かによく似ていて区別しにくいよな。
まず、両方とも形としては点を書いて、シュッてなってるよな。』

A太郎『そうそう』

僕『どこが違うんだってことだよね?
両方とも点を書いてシュッ、どこが違うんだよって思ってんだな?』

A太郎『そうそう』

僕『まず一画目に点を書く、これはソもンも一緒だと思っていい。
次に書く二画目が違う。
シュッと払って書いてあり、一見同じに見えてしまうが払う方向が違う。』

A太郎『ほうほう』

僕『じゃぁ、まずソな。
この場合、一画目として点を書く。
二画目は一画目で書いた点の右側から書き始めて左下にシュッと払う。
それがソだ。
OK?』

A太郎『ほうほう』

僕『次、ンな。
一画目の点を書くのはソと一緒だったよな。
この後が違う。
二画目の書き始めは点の右側ではなく、下側だ。
OKか?、これ、大事だぞ、テストに出んけどな。笑
で、下側から書き始めて右上にシュッと払う。
これがンだ。』

A太郎『おぉー、わかったわかった。』

この後、みんなにわかりやすいねって絶賛されて
めっちゃデレデレしてたの覚えてます。

 

わからない事を素直に聞くって大事

A太郎てエライなって思ったんですね。

まず、素直にわからないから教えてくれって言う。

中学二年にもなってソとンの区別がつかないって
恥ずかしい、、カッコ悪い、、、そう思っていたんでしょう。

その気持ちを乗り越え、ちゃんと教えてくれって言える事はホントに素晴らしい。

最期に

僕『ソとンの違いはわかったよな?
じゃ、ついでにツとシの違いな。』

A太郎『あ、それわかってるからいいよ!』

僕『・・・ホントかよっ!!!』

では、また別記事で会いましょう。
バイバーイ。

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ちゃぴ

岐阜に住んでる43歳、男です! 機械、電気電子系エンジニアで生計立ててます! 子育て、仕事に奮闘しながら趣味でブログ書いてる。 ちゃぴは飼い猫の名前ですが、このブログのネームに借りてます。 ぜひ読んでみて下さい!

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