こんにちは、ちゃぴです。
こんな疑問にお答えします。
はじめに
ZOJIRUSHI製EE-RN50を例にとって説明します。
まずはこの製品を簡単に紹介します。
・容量:5.0L
・消費電力:985W
・加湿時最大消費電力:410W
ここでポイントになるのが、消費電力が2点記載されていることです。
なぜ2つの消費電力があるのでしょうか。
まず、加湿器の作動を電源投入直後から見ていきます。
step1:水温を沸点まで上昇
ここの時点ではまだ沸騰していませんので、加湿の準備段階ですね。
このstep1では最大電力の985Wで昇温。
推測ですが、少しでも早く加湿できるように能力を全開にして対応していると考えられます。
step2:加湿
すでに沸点に到達したお湯で加湿を行っている状態です。
沸騰を維持して加湿をすればよいため、step1よりも消費電力が低くなります。
(加湿時は最大で410W)
要約すると、早く加湿を開始するため昇温は能力全開。
これがstep1。
沸点に到達後は能力全開でなくとも加湿可能なため、消費電力を抑えたstep2に移行。
こんな感じだと思います。
作動確認(各stepの作動時間確認)
上記で加湿運転は2つのstepがあることを示しました。
ここでは実際の作動の確認結果を表します。
確認は以下の条件で実施。
投入水量:5.0L
水温:14℃
step1
14℃、5.0Lの水を沸騰させるのに約25分必要でしたが
ここでは計算を簡単にするために30分=0.5時間としています。
step2
この加湿器に水を5.0L投入すると、最大加湿能力の連続運転で6〔h〕使用できます。
6〔h〕以降は水がすべて蒸発してしまいます。
満水状態で17時に電源投入すると23時30まで運転可能、となります。
注)縦軸は消費電力〔W〕です
step2では一時運転休止(加湿器が自動で休止)することもありますが、
ここでは最大値を算出するため、加湿時最大消費電力の410〔W〕一定としました
また、電源投入から沸騰開始までの時間を実測してstep1とし、
投入した5.0Lの水が蒸発してなくなるまでの時間を実測してstep2としました。
これに製品仕様から消費電力を割り当てています。
直接電流等を測定し消費電力を算出しておりません。
各stepの消費電力量を算出する
まず、消費電力量を算出します。
消費電力量=消費電力×使用時間
で求められます。
step1の消費電力量
消費電力:985〔W〕=0.985〔kW〕
使用時間:0.5〔h〕
よって、消費電力量は
0.985〔kW〕×0.5〔h〕=0.4925〔kWh〕
同様にstep2の消費電力量を求めていきます
消費電力:410〔W〕=0.41〔kW〕
使用時間:6.0〔h〕
よって、消費電力量は
0.41〔kW〕×6.0〔h〕=2.46〔kWh〕
step1+step2
=0.4925+2.46
=2.9525〔kWh〕
ここで読者の皆さんの契約単価を
25〔円/kWh〕とすると
2.9525〔kWh〕×25〔円/kWh〕=73.8125円となります。
これを1ヶ月(=30日)毎日使用すると
73.8125円×30日=2214.375円となります。
まとめ
ZOJIRUSHI製EE-RN50で投入水量5.0L(投入時水温14℃)とし、
午後5時から午後11時半までの合計6.5時間運転。
契約単価を25〔円/kWh〕とすると、30日毎日使用した場合の電気代は
2214.375円となる。
補足)
step2の加湿時は不定期で休止します。
よって、上記計算は最大想定であり実使用は算出値よりも低くなります。
ぼくが電気代の算出で大事にしているポイント
・神経質にならない!
これが一番大事です。
でも『どうせぴったりと計算できないから、、』と好き放題電気を使った時期がありました。
その月は電気代がとんでもないことになり、大いに反省したことがあります。
少しの誤差もださねぇぞ!と肩に力を入れすぎる事は良くありませんが、
完全ノープランも後悔してしまいます。
この加湿器で言えば
1日6時間の運転で30日使用すると、だいたい1800円~2000円くらい。
月に一回、映画館で映画1本見るくらいだなーくらいに捉えています。
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