こんにちは、ちゃぴです。
以前、娘が
『これ、わかんないから教えて』
と言ってきた算数の問題がありました。
内容を確認すると直方体の体積を求める問題。
わからない問題は、こじらす前に解決してあげたいので、
スグに教えてあげることにしました。
勉強を教える時にいつも気を付けている事があります。
それは、『学校の教え方に合わせて説明する』ようにしています。
学校で教えられたときに使う言葉や、考えの進め方が違うと
余計に混乱してしまう可能性もありますよね。
スムーズに理解できるよう、使っている教科書の内容を確認しました。
ここで違和感を覚えます。
教科書に書かれていた式
直方体の体積 = 横 × 縦 × 高さ
んっ!?
んんっ!?
『縦』と『高さ』って一緒じゃねぇのか!?
ちゃんとこんな図も書かれていました。
しかし、この図示は僕の理解と一致しないのです。
『横』と『高さ』はOK。
図示の通りだと思える。
問題は『縦』。
『縦』じゃなくない!?
『奥行』が正しいんじゃないのか?
どうも腑に落ちません。
しかし、ここで一旦、冷静になります。
娘は僕に何をして欲しいのか?
それは直方体の体積の求め方を教えてほしい、ということ。
この時の僕の中の関心事は
『縦 or 奥行、どっちの表現が正しい?』
になってしまっていました。
今は目的を間違ってはいけない。
まずは娘の要望に応えるべきだ。
気持ちを一新して、教科書通りに説明。
あっさりと理解してくれました。
さぁ、こっからは自分の時間。
なぜ。『奥行』ではなく『縦』なのか?
これが、ずーっとわかりませんでした。
3ヶ月後くらいに突然、閃きました。
『僕と教科書では考え方のプロセスが違う』
僕は体積を求めようとした時、ダイレクトに行く。
途中の経由地なんてナシだ。
対して教科書は体積を求めるのに
2つのステップで考えている。
ステップ①:面積を求める
ステップ②:面を積み上げて体積を求める
ステップ①の面積を求めるには、
次のような図で説明されますよね。
ここで縦と表現するのは、しっくりくる。
これでいい。
違和感ゼロだ。
続いて、このステップ①の面を上に積み上げて体積を求めよう、と考えてみる。
図にするとこんな感じ。
そうすると、最終的にこうなる。
これであれば、『縦』と表現すのも理解できる。
小学生のお子さんをお持ちの方に参考になれば幸いです。
それでは、また別記事で会いましょう。
バイバーイ。