こんにちは、ちゃぴです。
はじめに
包丁を研ぐのに特別な技能、技術は必要ない。
包丁を研ぐと聞いて、皆さんはどんな印象を受けますか?
- 難しそう
- 素人じゃムリ
- 職人が長年の修行を積んでやっとできるようになる技能、技術が必要
そんな印象をお持ちではありませんか?
僕は包丁を研ぐようになって、約15年が経ちますが、
研ぐ前は『ムリ』って思ってました。
素人がやるもんじゃない。
長年の修行がいる。。
そんな中、15年前に結婚して
『包丁が切れなくなったらどうしよう』
って思ったんですね。
一人暮らしの時は、多少の自炊はしていましたが、
そこまでガッツリ料理はしていません。
つまり、研ぐ必要がなかった。
結婚したことにより、妻が毎日料理を作ってくれます。
ありがたいことです。
そうなってくると、『包丁が切れなくなったら』問題への対応が必要。
切れ味が落ちた包丁の対処は、
基本的に以下の3通り。
- 新品に買い替える
- 店で研いでもらう
- 自分で研ぐ
1の『買い替え』はモッタイナイので即却下
一度、2を試してみようと店で研いでみました。
その結果、ビックリするくらい包丁が小さくなって帰ってきた。
めちゃくちゃ削られたんですね。
どぉー見ても削りすぎ。
これ、5回繰り返したら包丁から小刀に変身するねってくらい。
しかも切れ味はイマイチ。
復活はしているが、『もっと切れても良くね?』って思っちゃうレベル。
なので、『店で研ぐ』案は1回で廃案。
で、3だけが残る。
3か。
自分で研ぐ?
できるか?
ってモヤモヤしていました。
そこで、冷静になって考えてみたんですね。
砥石って、ホームセンター等でフツーに売ってる。
量も種類も少なめだけど、
包丁コーナーには、だいたい砥石も売ってる。
ってことはニーズがあるってとだよね?
世の中に自分で研いでいる人が一定数いるってことだよね。
なら、チャレンジしてみようって決意します。
実際にやってみると全然むずかしくない。
1本あたり30~40分程度で研げる。
包丁の削れ量も少ないので、包丁が小さくなる心配もかなり軽減されます。
砥石の選び方
なんでもいい。
難しく考えない。
包丁研ぎ職人を目指しているわけじゃない。
天然砥石や人造砥石など、様々な種類がありますが、
家庭で使う包丁を研ぐ程度であれば何でもOK。
砥石の粗さについて
砥石は番手という数値で粗さを表し、
大きく3種に分類されます。
- 粗砥石(~#500)
- 中砥石(#1000前後)
- 仕上げ砥石(#2000~)
何番までを〇〇砥石とする、といった明確な決まりはありません。
同じ#2000であっても、砥石メーカーによっては中砥石と表現したり、
仕上げ砥石と表現したり、、、けっこう曖昧です。
ざっくり、粗、中、仕上げの3種がある。
そんな気軽な理解で問題ありません。
粗砥石の用途
大きな刃欠けを修正したり、
刃の形を整える時に使用します。
中砥石の用途
刃先を鋭くし、切れ味を回復させます。
仕上げ砥石の用途
中砥石よりもワンランク上の切れ味を出します。
粗・中・仕上げ どの砥石を買うべきか
最初は中砥石だけでOK
包丁研ぎにチャレンジしてみよっかな。
って時は中砥石だけでもOKです。
その後、研ぐ楽しさに目覚めた場合は
粗砥石や仕上げ砥石を追加していけばいい。
粗砥石と中砥石がセットになったコンビ砥石もあります。
クリームパンとジャムパンが一つになった2色パンってありますよね。
これの砥石版。
一度で2度おいしい。
ひとつで2つの粗さが使えるスグレモノ。
包丁を研ぐ砥石とは別に『面直し砥石』が必要
面直し砥石というものがあります。
コレ、必要です。
包丁を研いでいると砥石の面が平面ではなくなってきます。
包丁と研ぐと砥石も擦り減りますが、
砥石の全面が均等にすり減りません。
よく擦る中央部は多く擦り減り、
あまり擦らない端部では擦り減りが少ない。
そうすると中央が窪んだ形状になってしまうため、
刃が当たる場所と当たらない場所のムラが出てしまい、うまく研げない。
この問題を解消する為、面直し砥石で平面修正を行います。
面直しを行う頻度は、包丁を1本研ぐ毎に行います。
こまめにやる事が重要です。
まとめ
包丁を研ぐことは簡単です。
興味があれば、ぜひチャレンジしてみて下さい。
包丁を研ぐときには、安全に十分ご注意ください。
慣れるまでは時間がかかってもいいので
手を切らないように、安全第一で行いましょう。
それでは、快適な包丁ライフを。
また別記事で会いましょう。
バイバーイ。