雑記

腸炎を起こして感じた『食べられる幸せ』について

こんにちは、ちゃぴです。

今日は食べられる幸せについてのお話です。

突然ですが、皆さんは食べられなくなったことありますか?
僕は2度あります。

2回とも原因は同じで、腸炎による入院です。
治療方法は絶食でした。

絶食で軽快しない場合は、手術の必要がある、と言われていました。
怖い怖い。。

腸炎の症状は腹痛と微熱から始まります。
この腹痛、マジで半端ないです。
『なんか腹に刺さってるか?』と思うくらい痛い。
そして風邪をひたときと同じように発熱します。

1回目に入院した日は、昼食後に軽い腹痛と熱っぽさを感じたところから始まります。
この日は平日なので会社で勤務中。

2~3時間後の15時頃には、自然と手で腹をさするくらいに腹痛が強くなる。
『あぁー』とか『しぃー』とか、変な言葉が出てきます。
同僚がいろんな意味で心配してくれます。笑

顔も赤面し、耳も真っ赤。
熱も本格的に上がってきます。

この日の残業は完全に無理。
定時で退社させてもらう。

体調としては、まだ運転可能なレベル。
僕の通勤時間は車で約1時間半。
あまりに体調不良の場合は、後ろ席をフラットにして仮眠をとることもありますが、
この時は『イケる』と判断。
(車は約13年前からエスティマに乗り続けています。)

苦しかったけど、何とか帰宅。
安心したせいか、車から降りたとたんに腹痛がとんでもないことに。

シートに座った運転状態から、二足歩行になった事で腸内の状態変化が起きたのか、
激痛が襲ってきます。

足を前に出そうとすると、腹部がわずかによじれる。
このよじれで腸が動くのかな?

もう、とにかく痛い。
腹痛でまともに歩けなくなるなんて、今まで経験が無い。
足をなるべく上げないように、腰を捻りながら前進し、何とか玄関に到着。
妻に抱えられながら居間へ行き横になります。

少し休んで一旦痛みも治まりましたが、まだ十分にヤバイレベル。
熱も38℃くらい出てる。

19時前でしたが、受診できる総合病院を探し、妻の運転で急行します。
問診と触診からCT観察が必要と判断されて撮影実施。
このCT画像が決定打になり、緊急入院が決定。
ここから約1週間の絶食治療が始まります。

案内された病室は6名収容の相部屋。
個室は入院費が高くなるので見送りました。
この判断が痛かった。。

隣に入院していたおじさん、ちょっとクセが強い。

入院中は基本暇。
おじさんもスマホ等は使わず、本も読まない。
なので食事の楽しみたるや、壮大だった模様。
みそ汁はズズズ…とすすってくるし、白米も2、3口食べる毎に
『あぁ~、、おいしっ!』と一人事を言います。
それも何度も。

絶食の治療中、この食事の音と『あぁ~、、おいしっ!』の連呼。
マジでキツかった。
なにかの修行か!?とも思いました。

イヤ、修行と思おう、と考えを切替ました。
ホント、イヤでしたが。
ご飯、食べたい。
みそ汁、飲みたい。
めっちゃいい匂いする。
『あぁ~、、おいしっ!』の連呼。
おいしそうだな。。

ちょっと前までは自分でも食べられた。
でも今のオイラの腸はダウンして食事を受け付けない。
食べられない。

24時間、ずっと点滴。
腕に針を刺しっぱなしにして約3日はそのまま。
これ以上は針を刺した箇所から炎症を起こすので、別の場所からまた24時間点滴。

治療開始の8日後から、ようやくおかゆが出ます。
でも、三分粥ですらありません。
米が入っていません。
三分粥を作るときにできる、上澄みをすくった液です。

でも、これを口にしたとき、心の底からうれしかった。

もちろん物足りない。
でも、おかゆの上澄みだけでも口にできてホントにうれしかった。

そこから徐々に三分粥、五分粥、七分粥、全粥、ご飯へと移行します。

学生時代、食費を切り詰めるために白米とみそ汁だけで寂しいな。
なんて思っていたことがありました。

この記事読んでくれている学生さんもいるのかな?

白米とみそ汁だけでも十分に幸せですよ。
漬物なんかあれば最高だね。

食事ができるって、ほんとに幸せなんだなって感じた出来事でした。

食べ物そのものを手に入れられること、
健康で食事が食べられること。

今では毎食、大事に食べるようにしています。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ちゃぴ

岐阜に住んでる43歳、男です! 機械、電気電子系エンジニアで生計立ててます! 子育て、仕事に奮闘しながら趣味でブログ書いてる。 ちゃぴは飼い猫の名前ですが、このブログのネームに借りてます。 ぜひ読んでみて下さい!

-雑記